青梅市の実家を相続したが住む予定がないため相談した事例
今回は、青梅市にあるご実家を相続したものの、今後住む予定がなく、どのように手続きを進めればよいか分からずご相談いただいた事例をご紹介します。
相続財産の中に不動産がある場合、「名義変更をすれば終わり」と考えられがちですが、実際には相続人の確認、遺産分割協議、必要書類の収集、不動産を残すか売却するかの判断など、整理すべきことが多くあります。
特に実家を相続したものの、相続人の誰も住む予定がない場合は、空き家管理や固定資産税の負担も含めて早めに方向性を決めることが大切です。
ご相談者様の状況
ご相談者様は青梅市外にお住まいの方で、青梅市内にあるお父様名義の実家を相続することになりました。
お父様が亡くなられた後、ご実家には誰も住んでおらず、今後もご相談者様やご兄弟が住む予定はありませんでした。
ただ、建物や土地をそのまま放置してよいのか、売却するには何から始めればよいのか、名義変更は必要なのかが分からず、不安を感じてご相談に来られました。
ご相談時のお悩み
ご相談者様が特に不安に感じていたのは、次のような点でした。
- 青梅市の実家を相続したが、誰も住む予定がない
- 空き家のままにしておくと管理や税金が心配
- 兄弟でどのように話し合えばよいか分からない
- 売却する場合、先に相続手続きが必要なのか分からない
- 不動産の名義が亡くなった父のままで問題ないのか不安
相続人同士の関係が悪いわけではありませんでしたが、「実家を誰が引き継ぐのか」「売却するなら売却代金をどう分けるのか」について、まだ具体的な話し合いはできていない状態でした。
まず相続人と財産の状況を整理
最初に行ったのは、相続人の確認と相続財産の整理です。
不動産の扱いを決める前に、誰が相続人になるのか、相続財産として何があるのかを確認する必要があります。
この事例では、相続人はご相談者様とご兄弟の数名でした。青梅市の実家以外にも、預貯金がいくつかありましたが、大きな借金は確認されていませんでした。
相続人を確認するため、亡くなられたお父様の出生から死亡までの戸籍、相続人の現在戸籍などを収集し、相続関係を整理しました。
実家を残すか売却するかを検討
次に、青梅市の実家を今後どうするかを検討しました。
ご相談者様ご自身も、ご兄弟も実家に住む予定はありませんでした。そのため、選択肢としては主に次の3つが考えられました。
- 相続人の誰かが単独で相続し、管理を続ける
- 相続人全員の共有名義にする
- 売却を前提に、代表者が相続する形で話し合う
共有名義にすると、一見公平に見えますが、将来売却や管理をする際に相続人全員の同意が必要になるなど、手続きが複雑になることがあります。
そのため、この事例では「将来的に売却する可能性が高いのであれば、共有名義にする前に慎重に検討した方がよい」とお伝えしました。
遺産分割協議で不動産の扱いを決める
相続人全員で話し合った結果、青梅市の実家については、売却を前提に手続きを進める方向となりました。
ただし、不動産を売却するためには、亡くなった方の名義のままでは進められないため、まず誰が不動産を相続するのかを遺産分割協議で決める必要があります。
この事例では、相続人のうち代表者がいったん不動産を相続し、その後売却を進める方針で話し合いがまとまりました。
その内容をもとに、遺産分割協議書の作成に必要な情報を整理しました。
行政書士が対応した主なサポート内容
今回の事例で、当センターでは主に次のようなサポートを行いました。
- 相続人関係の確認
- 戸籍収集に関する案内
- 相続財産の整理
- 青梅市の実家の扱いに関する選択肢の整理
- 遺産分割協議書作成に向けた内容整理
- 相続登記が必要になる場面の説明
- 必要に応じた司法書士など専門家への相談案内
なお、不動産の相続登記そのものは司法書士の専門業務となります。そのため、登記手続きが必要な部分については、司法書士への相談が必要になることをご案内しました。
相談後の結果
ご相談者様は、相続人全員で実家の扱いについて話し合うための整理ができ、何から進めればよいかが明確になりました。
その後、戸籍や必要書類の収集を進め、遺産分割協議書の作成に向けて準備を進めることになりました。
ご相談前は「実家を相続したが、住まない場合はどうすればよいのか分からない」という状態でしたが、相談後は「まず相続人を確認し、遺産分割協議で不動産の扱いを決め、その後に登記や売却を検討する」という流れを理解していただけました。
実家を相続しても住む予定がない場合の注意点
実家を相続したものの、誰も住む予定がない場合は、放置せず早めに方針を決めることが重要です。
空き家のままにしておくと、建物の老朽化、草木の管理、近隣への影響、固定資産税の負担などが問題になることがあります。
また、相続人同士で話し合いをしないまま時間が経つと、後から売却や処分をしようとした際に、相続人の意見がまとまらず手続きが進まないこともあります。
特に兄弟姉妹で実家を相続する場合は、「誰が管理するのか」「費用を誰が負担するのか」「売却する場合の代金をどう分けるのか」を早めに整理しておくことが大切です。
青梅市で実家の相続にお困りの方へ
青梅市で実家を相続したものの、今後住む予定がない場合は、相続手続きと不動産の扱いを分けて整理する必要があります。
まずは相続人を確認し、財産の内容を整理したうえで、実家を誰が相続するのか、売却するのか、管理を続けるのかを話し合うことが大切です。
青梅相続相談センターでは、青梅市周辺で相続手続きにお困りの方に向けて、相続人調査、戸籍収集、遺産分割協議書作成などのご相談をお受けしています。
実家を相続したものの、住む予定がなく、何から始めればよいか分からない方は、お気軽にご相談ください。
この事例のポイント
- 実家を相続しても、住む予定がない場合は早めの方針決定が必要
- 売却する場合でも、先に相続人の確認や遺産分割協議が必要になる
- 共有名義にする場合は、将来の管理や売却時の負担に注意が必要
- 相続登記は司法書士への相談が必要になる場合がある
- 行政書士には、戸籍収集や遺産分割協議書作成などを相談できる
青梅市の実家を相続したものの、今後どうすればよいか分からない場合は、早めに専門家へ相談することで、手続きの流れや注意点を整理しやすくなります。
